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著者: デヴィット・マメン
序文・訳:林 春男
ソフトカバー: A5, 270pages
言語: 日本語(原著版もあり)
発効日: 2012年7月1日
分野: 災害, 都市計画
ISBN: 978-4-434-16252-7
Price 2,100円(本体2,000円+税)
内容の詳細 (林 春男先生序文より):
歴史の中には、その前後で、世界を完全に変えてしまうような瞬間がある。その出来事の前に起こったことだったか、後のことかで区別して物音が認識される節目である。9/11は、アメリカ合衆国だけでなく、全世界にとってまさにそのような出来事だった。この書には、9/11の攻撃とツインタワー崩壊の後に起こった、ワールド・トレード・センターならびにその周辺のロウアーマンハッタンで起きた出来事が記されている。この書はテロについて述べたものではない。ワールド・トレード・センターでの災害について述べているだけで、国防総省やユナイテッド93便の事象については、触れていない。
世界各地で発生する災害を見てきて感じることは、当事者がその災害の真の意味を理解することの困難さである。なぜなら、当事者は、災害の渦中にいるからだ。しかし、この困難さは克服されなければならない。なぜなら、実際の体験に基づいて、目撃したことを他の地域や後世の人々に提供することは、同時代人の特権であり、責任でもあるからだ。当事者は事象の全体像について、論理的かつ合理的な情報を提供しなければならない。また、今後、再発の可能性がある要因については、その事象から学んだ教訓にも注目しなければならない。復興の全体像をとらえるためには、デイヴィット・ホックニーが手掛けるコラージュのように、多くの視点をつなぎ合わせることが必要不可欠だ。そこで起こったさまざまな事実を、道筋をたてて、再現していくのは、膨大な作業だ。デイヴ・マメンは、鋭く公平な観察力で、その作業を行いこの一冊に結実させた。
著者紹介:
著者David Mammen は、日本の研究機関や政府機関との多くの共同プロジェクトを指揮してきました。1989年に総合研究開発機構 (NIRA) より報告書「Making Tokyo World City」を出版。1995年の阪神淡路大震災においては、ニューヨーク行政研究所所長 (1994-2004年) として、神戸の復旧復興に関わる2つの国際代表団を率いました。彼は1986年フルブライト奨学生として来日、2006年から2007年には京都大学の客員教授を務めました。1994年から2004年の間、アメリカ建築学会国際部門長を務め、アメリカ公共行政アカデミーの委員にも選出されました。現在ニューヨーク在住。
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